畳は日本で昔から使われている伝統的な床材です。
畳に使用されているイグサの形状はスポンジのようになっていて、熱の移動にすぐれており、夏は涼しく冬は暖かく過ごすことができます。
とても日本の風土にあった床材ですし、独特の畳の匂いにはリフレッシュ効果もありますが、難点もあります。
それは、手入れや掃除の難しさです。
フローリングであれば掃除機などでさっと掃除したり、液体がこぼれてしまった時に拭き取ればよいのですが、畳だと中に染み込んでしまうと、掃除はなかなか素人ではできません。
昨今、ペットと室内で過ごす家庭が増えており、手入れの手軽さから従来の畳からフローリングへとリフォームする家庭が増えています。
そこでこの記事では、これから畳の部屋をフローリングの部屋にするリフォームを検討する方に、役立つ基礎知識をご紹介します。
ぜひ、最後までご一読ください!
DIYでするのか、業者に依頼するのか
畳は日本の風土にあった床材ではありますが、綺麗に保つためには労力がかかります。
掃除も楽になるフローリングにリフォームする家庭が増えていますが、リフォーム方法は2つあります。
DIYで済ませるのかプロの業者に依頼することです。
昨今のDIYブームの後押しもありインターネットで調べれば、業者に頼らずに自分で工事をおこなう方法などが紹介されています。
ただ、ご自身でやるには相当の覚悟が必要になります。
畳を外し、フローリングを敷き詰めれば良いというわけには行きません。
下地の施工なども行わなければならず、思ったよりも施工が大変だと感じるでしょう。
畳からフローリングに変更する工事の相場
畳からフローリングに変更する時にかかる費用の相場をご紹介します。
自分に向いている、最適な方法を選ぶ判断材料にしてください。
まず、DIYでかかる費用についてです。
地域により畳の大きさが異なるので一概には言えませんが、6畳の部屋を基準にして考えた場合、畳の処分費用、材料と工具の値段を含めると6万円前後がおおよその相場です。
一方、業者に依頼した場合の相場は、材料代が7万円前後で工事日が5万円前後、畳の処分に約1万円かかります。
プロに依頼するメリット
DIYで行うと工事費用がかからないので、安く済ませることができるように感じるかもしれません。
ただ、DIYで行うということは、完成度によっては下地の痛みなどを見逃して工事をしてしまい、ギシギシ音などに悩まされるリスクを避けることができません。
また、床の大きさの採寸や施工する際の固定作業は慎重に行わなければならず、仕事で職人をしていたなどではない限りは時間がかかってしまいます。
他にも、床での作業を長時間することにより、腰を痛めてしまう恐れもあるのです。
様々なリスクを考慮すると、もし途中でDIYを断念したり失敗したりすると、業者に改めて依頼する必要があり、倍の金額がかかってしまいます。
はじめからフローリングリフォーム専門店に依頼すると、クオリティーの高さに保証があるのに加え、一人で行うと数日かかる作業も1日で終わらせることが可能です。
特に、地域密着のフローリングリフォーム専門店だと、その地域の事情に精通しているので他の物件を手がけた経験を元に親身に相談に乗ってもらうことができ、なによりも地域の専門店なのでなにかトラブルがおきた時に迅速に対応してもらうことができます。
まとめ
ライフスタイルの変化により、畳からフローリングに変えるご家庭が増えていますが、その際は床のノウハウを持った、高クオリティで親身に相談に乗ってくれる地域密着のフローリングリフォーム専門店に依頼しましょう。
DIYでも可能ですが、床という生活で一番接触する部分であることも考え、自分の技術でやり切れるかしっかりと判断をしましょう。
今回は、畳からフローリングにするための基礎知識をご紹介させていただきました。
リフォームの参考になれば幸いです。