ふと気が付いたら、フローリングに覚えのない傷を見つける、なんて経験はありませんか。
実はその傷は、普段何気なく座っている椅子が原因である場合があるのです。
私たちが住む住宅の床材には、フローリングを用いられることが非常に多いのですが、フローリングは意外なことに、ちょっとしたことでも傷付いてしまう床材なのです。
そんなフローリングの傷ですが、長く住んでいれば多少の傷くらいは仕方ないと放置をしている方も中にはいらっしゃるでしょう。
しかし、その軽微な傷でも、長年放置し続けていると厄介なトラブルの原因になりかねません。
そこで、今回はフローリングの傷が起こる原因や、その補修方法についてご紹介をさせて頂きます。
椅子でフローリングに傷がつく原因
椅子によるフローリングの傷の原因の1つが、キャスターです。
キャスター付きの椅子は、椅子に座ったままでも移動が楽で使い勝手が良いと評判ですが、実はフローリングとの相性は悪いと言われています。
フローリングをはじめとする木材系床材は、1ヶ所にかかる圧力に弱いです。
そのため、長時間同じ場所に体重を掛け続けると簡単に凹んでしまいます。
また、フローリングは外部からのダメージにもあまり強くないため、キャスターを用いた移動の際にはフローリングの塗装を傷つけることも。
キャスターに砂や塩などの異物が付着していると、細かい引っかき傷がついてしまうこともあるため、注意が必要です。
フローリングに傷がつくと起こる問題
住んでいる自宅が賃貸住宅である場合には、退去時のトラブルの原因にもなり得ます。
賃貸住宅では原状回復の義務があるため、万が一フローリングが傷だらけであった場合、退去時に補修費用を請求されるケースも。
そのため、将来退去する際に、想定外の出費が発生してしまう可能性があるのです。
また、住んでいる自宅が賃貸住宅ではない場合でも、フローリングの傷の放置はオススメしません。
フローリングは基材や単板、サネなどと呼ばれる複数の層で構成されており、それぞれが接着剤でくっついています。
フローリングに付いた傷に埃や汚れが付着すると、その接着剤の劣化の原因になるのです。
接着剤が劣化すれば、フローリングの表面にあたる単板が剥がれやすくなり、浮いてきてしまう場合があります。
そうなると単板が次第に剥がれ落ちていき、フローリングの劣化が進んでしまう恐れがあります。
このように、フローリングの傷は決して見逃していいものではないのです。
フローリングの傷の補修方法
部分的で小さい傷であれば、その箇所を含めて部屋全体にワックスがけをしましょう。
ワックスがけをする手間はかかりますが、それだけでも傷が目立たなくなり、床の状態も改善されます。
また、最近ではフローリング用傷隠しクレヨンが登場しており、それを用いてフローリングの傷にすりこんで傷を隠すといった方法もあります。
しかし、小さな傷ならそれで対処できますが、部屋全体に広がった大きな傷や、深い傷の場合は、自身での補修は難しいため、プロに依頼しましょう。
まとめ
今回はフローリングの傷が起こる原因や、その補修方法についてご紹介をさせて頂きました。
部分的で小さい傷であれば自身で対処は可能ですが、広範囲の大きな傷や深い傷の場合は、プロに依頼することをオススメします。
しかし、プロに依頼をするにもどこに頼めばよいのか、など不安なことも多いでしょう。
フローリングの傷に関して迷ったときには、地域密着型のフローリングリフォーム専門店に相談することがオススメです。
地域密着で運営を行っているフローリングリフォーム専門店では、迅速な見積もりや施工だけではなく、アフターフォローまでもしっかりとサポートしてくれます。
また、予算や工事内容などにも柔軟に対応してくれることがメリットです。
低価格で高クオリティの床リフォームをご検討の際には、地域密着のフローリングリフォーム店へ相談しましょう。