失敗しない床材の種類や選び方【プロが教える】

お部屋の床の汚れが目立ってきたり、長年使用する中で傷が目立ってきたりとリフォームを考えるようになってきた時に1番の悩みどころは「床材の選び方」です。

床材の種類は多く、選ぶ際には手間もかかります。

そこで、この記事では「失敗しない床材の種類や選び方」についてご紹介します。

床のリフォームはそうそう何度も行うものではないので、思った通りの満足いく工事を行うためにも是非参考にしてください。

 

よく使用される床材の種類の特徴

一括りに床のリフォームと行っても、部屋の使用目的によって向いている床材は様々です。

ここでは家のなかでも、過ごす時間の長い場所に注目し、場所ごとにどんな床材が適しているのかについてご説明します。

まずは、「リビング」についてです。

リビングは、家族団らんの際に使用するだけでなく、友人などを招けばお客様が長い時間過ごす場所になります。

ゆっくりと快適に過ごし、デザイン性にもこだわれる種類の多いカーペットやフローリングがおすすめです。

フローリングの素材は数種類ありますが、ペットや小さなお子様がいる場合は「クッションフロア」など、柔らかく足に負担のかかりにくい素材を選ぶと良いでしょう。

次に、「寝室」についてです。

寝室は、リビングに続き1日で長い時間を過ごす場所であり、リラックスして体を休め、次の日を快適に迎えるための空間になります。

意外と思われるかもしれませんが、寝室には「カーペット」がおすすめです。

「カーペット」には吸音効果があり、一般的に使用されているフローリングと比べ、声が響きにくいため快適に睡眠時間を過ごすことができます。

また、昨今はハウスダストを吸着する機能を持ったものも流通しており、ハウスダストを巻き上げることを防ぐことができるので、小さなお子様をもつご家庭にも良いでしょう。

続いては、「洗面所」です。

手洗いやお風呂あがりなど、常日頃水気のある「洗面所」に最適な床材は、「クッションフロア」です。

表面がビニールであり、耐水性・防水・防汚機能にすぐれている「クッションフロア」は踏み心地も柔らかく、素足で歩くことも多い「洗面所」に最適でしょう。

また、お手入れも簡単であり、デザインも豊富にあります。

 

その他の床材の種類と特徴

新築やリフォームをする場合、そうそう頻繁に工事をしないように、長年住むことを見越して材質にこだわりたい人も多いのではないでしょうか。

そんなこだわりを持っている人におすすめな床材をご紹介します。

まず、「経年の変化を楽しみたい方」におすすめな床材は「無垢材のフローリング」です。

自然素材の温かみがあり、長年使用すると色合いの変化が現れ独特の味わいを楽しむことができます。

木材によって特性があるので使用する際は、特性をよく理解している業者に依頼しましょう。

次に、「温かみのある雰囲気を大切にしたい」方におすすめなのは「コルクタイル」です。

コルク樫をぎゅっと圧縮した床材で、耐久性・断熱性に優れています。

床暖房に対応したものもあり、温かみのある家で過ごしたい方には最適な素材です。

防音効果もあるので、遊びたい盛りなお子様がいるご家庭にもおすすめです。

 

床材選びで失敗しないコツ

ご紹介した通り、床材には様々な種類と特徴があります。

床材を選ぶ際には、部屋の目的にあった素材を選ぶことが失敗しないコツです。

また、素材も大切ですが、色を選ぶこともとても大切です。

次に色の選び方のコツについて簡単にご紹介します。

一般的に、上から下に向かって配色を濃い色にすると天井までの距離が高く見えるので部屋を広く見せることが可能です。

また、部屋にある家具の色を見て統一感を持たせたり、濃さの違う色を選ぶなどでメリハリをつけたり、自身の理想にあった色を選ぶようにしましょう。

 

まとめ

「失敗しない床材の選び方」についてご紹介しました。

工事を行う際は、お近くの地域に密着したフローリングリフォーム専門店に相談することがおすすめです。

地域の気候にあった素材など、インターネットで調べただけでは分からないことも教えてもらえるでしょう。

床とは長い付き合いになるため、身近に相談できる存在があると心強いです。

床のリフォームは何度も頻繁にするものではなく、床は部屋全体の印象を左右するものなので、自身の要望や使用目的を相談し、慎重に選ぶようにしましょう。