快適さを増すために・・・。水回りのリノベーションの中でも一日の疲れを癒す場所として、お風呂にはこだわりを持ちたいものですが、大掛かりなリノベーションとなると費用の心配があるでしょう。増築の話となれば、なおさらです。お風呂を離れなどの別の場所に増築する場合、どのくらい費用がかかるのでしょうか。
新たな場所にお風呂を増築する場合の工期と費用
今ある場所でなく、違う場所にお風呂を増築したい。そうなると、単純にお風呂だけを入れ替えるというわけにはいきません。既存の場所のどこかにお風呂を設置するとすれば、設置場所の解体から始め、基礎工事が必要になります。新たにスペースを設けてお風呂を設置するとすれば、同じく基礎からの増築工事が必要です。排水・防水の配管工事、電気工事もついてくるため、リノベーションとしてある程度の工期が必要となります。1ヶ月かかることもあります。
増築工事費用は、1Kほどのスペースで木造だとして約250,000円前後が予想されますが、お風呂だけのスペースならもっと安く済む可能性はあります。お風呂の価格や取付工事費用は含まれない、増築工事費用だけです。
増築工事費が左右されるポイント
以下の条件がつくほど、数十万円ずつプラスになります。
- 増築場所が二階以上
- 給排水管や電気配線などの工事
- 洗面所や洗濯機空間の確保
最後に検討するのはここ!選ぶお風呂で違ってくる費用
これまでかかってきた建物費用に加え、最後にプラスされるのがお風呂の費用になります。どんなお風呂を選ぶかでトータル費用も違ってくる部分です。
リノベーションするお風呂の種類で決まる費用
お風呂のタイプ、広さ、グレードで費用はかなり差が出ます。約60~200万円前後で、オプション機能をつけると、もっと費用はかかります。依頼する業者によっても、十万単位で差が出ることもあります。コストを抑えたいなら、ここで抑えるしかないでしょう。
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お風呂のタイプ
在来(タイル張りで、窓の位置が自在になるタイプ)
ユニット(セットで取り付けるタイプ)
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広さ
0.75~1.5坪あるいは2坪
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グレード
ロー、ミドル、ハイ
増設に確認申請が必要な場合
10㎡以上の増築をする場合、防火地域・準防火地域の場合、建築確認申請が必要です。申請には、確認申請手数料、中間検査手数料、完了検査手数料を現金で支払うことになります。
自治体で手数料は違いますが、全部で2~5万円ほど考えておきましょう。
業者に代行依頼する場合には、プラスしてかかりますので、要確認です。
お風呂のリノベーション業者は、費用だけで判断しない
お風呂のリノベーション、特に増築を伴うリノベーションであれば、数百万円の費用がかかります。コスト節約を考えるところですが、費用だけで業者を決めるのは危険です。口当たりのいいことを並べる業者も要注意です。大量の水が流れる水回りは、工事技術に信頼のある業者を選ぶ必要があります。
そのためには、実際の商品をショールームなどで確認をし、相見積もりをし、工事の説明やアフターケアの聞いた上で判断したいものです。
絶対に失敗したくない金額だからこそ、お風呂の増築のリノベーションは、慎重に時間をかけていろいろ業者を探しましょう。
大手だけでなく、地元の業者にも注目
サイトの一括見積りを利用することも便利ですが、意外と地元で評判の小さな工務店に相談してみると、下請け費用や広告料がない分、コストが一番安い可能性もあります。近所でアフターケアをすぐ依頼しやすいことは高ポイント。アフターケアが重要となるリノベーションは、業者との距離感も大切です。